月日が早く過ぎると感じたら-ジャネーの法則とその対応-
朝礼ネタ4845 2021/10/14 身近な法則年をとるにしたがって、月日が早く過ぎていくように思えるのはなぜなのでしょうか。
この時間に関する感覚を説明するのがジャネーの法則です。
ジャネーの法則とは、ある年齢の時に感じる時間の長さが、その時の年齢の逆数に比例するという考え方です。
19世紀にフランスの哲学者であるポール・ジャネが発案した法則です。
1歳の時に感じた時間の長さを1/1とすると、10歳では1/10となり1歳の時より10倍速く感じるということです。
1歳では時間の感覚がないでしょうから、20歳と40歳で例えるなら時間の感覚はそれぞれ1/20と1/40となり、40歳では20歳の時の2倍速く感じることになります。
当然60歳では、1/60となり20歳の時に比べ3倍の速さで過ぎたと感じることになります。
なぜこのように時間が短くなる感覚が起こるのでしょうか。
年をとり、同じことを繰り返す生活が続くと、新しいことや刺激的なことがないので、何事もなかった1日として記憶に残らないのです。このように記憶に残らない日が続くため早く時間が過ぎたように感じてしまうのです。
子供の頃のように、毎日新しい経験があり、新しい興味がどんどん湧いてくるような生活をしていれば、毎日が記憶に残り1日が長く感じることができます。
時間が早く過ぎると感じるようになったら、同じことを繰り返す日常になっていないか、学ぶことを忘れていないかなど時間の使い方を見直してみるべきです。
充実した毎日を送るには日々同じ仕事をしているのではなく、新しい刺激を受ける生活が必要です。
新しい仕事にチャレンジする。あるいは同じ仕事でも新しい手法にチャレンジするなどチャレンジ精神を発揮して仕事に取り組むことが必要です。
そうすることによって、気持ちも若々しくなり充実した毎日を送ることができるのではないでしょうか。