三寒四温のじきの体調管理
朝礼ネタ4631 2021/03/16 故事ことわざ体調管理風物詩・季節行事3月にはいり、天気予報で『三寒四温』という言葉を聞く季節になってきました。
3日寒い日が続いた後は、4日温かい日が続く、という気温の変化に関する言葉ですが、もともとは春先ではなく、冬に使われていたことをご存じですか?
この言葉は、もともと中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉でした。
冬のシベリア高気圧からふきだす寒気が、この地域に約7日間の周期で強くなったり弱くなったりすることに由来します。
昔の人は、高気圧の存在などしらないのに、体感でこの気候を理解していたのです。
大陸から日本に入ってきたこの言葉ですが、日本には中国北部ほどシベリア高気圧の影響はありません。
条件が違うならそのまま使われなくなるかと思いきや、日本には低気圧と高気圧が交互に現れ、偶然にも同じような周期で暖かい日と寒い日が訪れる時期があり、それが春先のこの時期でした。
大陸と日本で、使われる時期も三寒四温の日々が発生する理由も違うこの言葉ですが、一つ共通する点は、急激な気温の変化による体調管理の難しさです。
特にここ最近では、昨日と今日では十度も気温が違う、ということも起きています。
季節の変わり目であり、体調の変化がある人も多いかと思います。
できるだけ天気予報をチェックし、今日は厚手のコートで。明日はジャケットとストールで。など、臨機応変に対応できるようにしていただければと思います。
三寒四温の時期を乗り切れば、桜の開花はもうすぐです。
桜を思い切り楽しめるよう、体調管理を徹底しましょう。