あの東北大震災から10年たちましたが
朝礼ネタ4627 2021/03/13 社会・経済今年で福島原発が爆発して10年になります。このように言いますと、多くの人は「ああ、東北大震災からもう十年もたったのか」という風に思うかもしれませんが、それは実際に震災を経験していない人の発言です。
あの震災を経験した当事者ならば、あの時の状況が片時も頭の隅から消えることがありません。それくらいあの震災というのもインパクトのあるものでした。
ただ、あの大地震という震災を経験したといっても、それは東北地方の海側で経験したのか。それとも山側で経験したのか、それとも千葉や東京で経験したのかによって違うと思いますので、一概にこれが震災経験とはいいがたいものがあります。
しかし、そのくらい日本にとってインパクトのあったのは事実です。なぜならば、あの大地震の影響と津波の影響で福島にある原子力発電所が爆発し、それは十年たった今でもあの建物を廃炉にできたいない現実を見れば、原子力というのは未だ人の制御できるものではなく、どこかの研究所で細々と実験を繰り返すものでなければならないという風に多くの人は思ったはずです。
なぜならば、あの原子力発電所といのは保険に入ることができないのです。その理由は、一度原子力発電所が事故を起こしたときにどのくらいの損害が出るのかが保険会社では計算できないので、保険会社が保険を引き受けることができないのです。
そのようなものを平気で地震列島である日本に大量に作り、そして大きな地震が来るたびに原子力発電所は大丈夫なのかと不安になるのはもうたくさんです。