コストパフォーマンスを考える
朝礼ネタ4445 2021/01/01 社会・経済ノーリスクでお金もうけができる方法だと聞くと多くの人はそれをやりたいと思います。現にIPO投資、一般信用の空売りを用いた株主優待クロス、PO投資などは多くの人がこぞって参加しています。
しかし、どういうわけかお金もうけができる方法でも努力しなければならない方法ですと多くの人はその努力をしなくなってしまうのです。たとえば、大学入試で国公立大学の理系学部、具体的に言えば医学部に入ることがこの日本という国では一番コストパフォーマンスが高いのです。
しかし、多くの受験生は国公立の医学部どころか工学部すら目指しません。
どうしてか知りませんが、多くの受験生は数学を早々に諦めてしまい、私立大学に行くことを選択してしまいます。多くの補助金で学生を支えている学部に行くこと、つまり、そのような大学を卒業することが一番コストパフォーマンスがいいにもかかわらず、多くの受験生はそれをしないのです。
投資家目線で考えるのならば、どのように考えても大学は国立大学理系を選ぶできだとは思いませんか。しかし、多くの証券会社で働いている人というのはそのような多くの補助金に支えられて大学を卒業した学生ではなくどういうわけか私立文系の出身者ばかりで占められています。
数学とはそれほど嫌なものなのでしょうか。確かに数学は難しく、凡人には理解できないこともたくさんあります。しかし、少なくとも大学入試の問題くらいならば、勉強すれば誰でも理解できる問題ばかりで構成されています。
ただ、あのような問題を短制限時間で解くというのはかなり技術がいります。