行き過ぎた豪華一点主義
朝礼ネタ4388 2021/01/01 心理・メンタル社会・経済最近腕時計が趣味だという男性が増えているようなのです。
ただ、腕時計が趣味というのは、時計を作るとか、時計の歴史を調べるとかではなく、ただ腕時計を購入するのが好きというだけらしいのです。しかも、購入した時計を自分で使うのではなく、値上がり目的で購入するいわば投資の一手段として時計が好きという人もいるらしいのです。
時計が好きで購入する人も時計を投資として購入する人もどこか変わっていて、時計をつけるときに時計は高級なものをしていても、服や靴がそれに見当ていない状況というのがよくあります。
かつて、笑い話として家賃3万円の家に住んでフェラーリに乗るというのがありましたが、腕時計の場合それと同じようなことをしている人もいるのです。
しかも、ロレックスのようなタフな時計を山登りや海に持って行って使うのではなく、そのようなレジャーにはもっと安いクオーツの時計を使ったりして、自分の時計はデパートの時計売り場に行くときや時計店に行くときにします。彼らにとって高級腕時計とは誰かに褒めてもらうのツールのようなのです。もちろん、褒めてもらえるのは時計だけでそれ以外をほめられることはありません。
このような人というのは自分ではいけていると思っているようですが、時計と着ている服のバランスがとれていません。なぜならば、彼らの着ている洋服の生地はそれほどいい素材を使っていないので、どうしても高級時計と比べると粗末なものにしか見えないのです。
このようなおかしな一点豪華主義の男性が増えているということは何かゆがんだものを感じます。