カーナビが間違いなく車の位置を指示する機能とは
朝礼ネタ4385 2021/01/01 商品・サービス現在の車にはカーナビが標準装備されるようになっており、当たり前のようにカーナビを利用しています。
カーナビは「GPS」を利用しているということは知っていても、具体的なカーナビの機能を知らないで使っている人が少なくありません。
カーナビは衛星から送られてくる電波を受信したり、自動車に装着された様々なセンサーから情報を得たりしています。
それによって、「現在地特定」・「目的地検索」・「経路探索」が可能になり、モニターにルートが映し出され、道案内をしてくれます。
まず、GPSとは「グローバル・ポジショニング・システム(全地球測位システム)」を略したものです。
人工衛星を利用し、目的物が地球上のどこにあるのかを正確に割出すシステムのことです。
カーナビが常に現在地を確認できるのは、GPSによって人工衛星からの信号を受信し続けているからです。
GPSは本来、アメリカが軍事目的で開発したものです。
GPS衛星が情報を送信し、その情報が到着するまでの時間差を計算することで現在地を特定するシステムになっています。
ただし、GPS衛星による情報は測位が中心になっているため、位置(緯度・経度・標高)は解析できますが、車の方向までは分かりません。
従って、移動方向や移動速度は位置を繰返し測定し、その数値の変化から推測しています。
そのため、車が急激に方向や速度を変えると、変化を把握するのに時間がかかるため、実際の位置と画面上の位置のずれることがあります。
そこで、カーナビには車の方向の変化を検知する「ジャイロセンサー」が内蔵されています。
ジャイロセンサーによって、左右・上下にどれくらい曲がったという数値が算定できます。
それによって、車の方向のずれが修正できます。