テクノロジーは人間が利用するもので、それを主役にしてはいけません
朝礼ネタ4219 2021/01/01 IT・テクノロジーキャッシュレスやAIが流行しているように思えます。
それらはもちろん便利なのですが、個人的には不便を感じることも少なくありません。
ある会社のキャッシュレスサービスを利用し始めたのはいいけれど、自分の行く店の中には使えない店が多くて、結局現金も持ち歩いています。サービスを提供する会社は顧客を囲い込みたいという狙いがあるのでしょうが、汎用性の低いキャッシュレスサービスはやはり不便です。これなら、現金だけ持ち歩いていた方がシンプルで良かったようにも思えます。
某社に問い合わせをする時に、ネットでAIに対応してもらいました。これがまだまだ意思疎通が十分でなく、やはり相手が人間でないとらちが明かないと思いました。また、AI搭載人型ロボットが一時いろいろなところに置かれていましたが、まだまだ人の代わりにはならないロボットだとは、皆さんは思わなかったでしょうか?
新たなテクノロジーというのは、明るい未来を夢見させてくれるためか、マスメディアでもよく騒がれ、流行になることがあります。
でも振り返ると、まるで役に立たず、人知れず消えていったものはたくさんあると思うのです。
テクノロジーは、あくまで人間が利用するものです。便利な範囲でならば使えばいいと思うのですが、不便を感じたり、コスト以上のメリットが得られなかったりする状況においては、使い続ける必要はないと思うのです。
テクノロジーを主役にして、人間がそれに合わせたり、振り回されたりするのは本末転倒ではないでしょうか。主役は人間で、テクノロジーはただ利用すればよいと思うのです。