美味しい果物が食べられるのは、夜蛾を寄せつけない防蛾灯のおかげ
朝礼ネタ3959 2021/01/01 グルメ暖かくなると、八百屋や果物屋、スーパーなどで桃が出回ります。
自宅の近所にある商店街の果物屋では、季節の旬の果物が手前に置いてあり、買い時がわかります。
果物の中でも、桃が大好きな私は、食べごろや甘さを教えてもらい、旬の時期になると、よく買います。 大好きな桃について調べてみました。
夜になると、よく見かける桃畑の黄色の光は、桃の栽培には欠かすことができません。
蛾の中には、野菜にダメージを与える斜紋夜盗(はすもんよとう)や、夜盗蛾(よとうが)のほか、桃や、みかん、りんごなどの果汁を吸う吸蛾類(きゅうがるい)もいます。
「夜蛾(ヤガ)」と呼ばれている吸蛾類の蛾は、日中は暗い場所でじっとしており、暗くなると活発に動き出します。 明るさを嫌う夜蛾に、日暮れから明け方まで防蛾灯が使われます。 表面温度によって決まっている恒星の色のうち、防蛾灯の光は、黄色の光を避ける夜蛾の習性を利用した、華氏5800℃の太陽の黄色が使われています。
また、広島県世羅郡世羅町のある梨園でも、7月下旬から9月下旬頃まで、蛾から梨を守るために防蛾灯を点灯させています。 梨園の周辺に民家がないため、防蛾灯の辺りは空まで明るくなります。 いくつもの防蛾灯が設置された広大な梨園の左右に広がる美しい風景を眺めながら、車で通り抜けることができ、ドライブにオススメです。 せら夢公園やゆり園の方から見ると、いくつもの黄色の光が、暗闇に浮かんで見えるような不思議な感覚に陥ります。
この防蛾灯のおかげで、桃や梨などの美味しい果物が食べられます。 私がいつも桃を買う果物屋では、ひとつずつ触りながら硬さを確認し桃を選んでくれるため、いつでも美味しい桃が食べられます。
美味しい桃を作ってくれている農園の方たちに感謝しながら、これからも私は美味しさを思う存分味わいたいです。