犬はいつもヨダレを垂らすわけではない!慣れない環境に慣れよう!
朝礼ネタ3806 2021/01/01 心理・メンタル皆さんは、パブロフの犬という実験を知っていますか?
これは、パブロフというソ連の生理学者が犬に対して行った実験の事です。
概要としては、犬に餌を与えるときに毎回ベルを鳴らしてから餌を与えるということを繰り返すと、そのうちベルを鳴らしただけで犬がよだれを出すようになるという一種の条件反射を証明する実験です。
その後、パブロフは周囲にこの実験を証明したいと思い、大勢の前で犬に向かってベルを鳴らしたのに、犬は一向によだれを出さなかったんです。
犬はなぜその時よだれを出さなかったのでしょうか?
なぜなら、大勢の人が周りにいるということで犬の注意力が散漫してしまい、ベルの音に集中できなかったためによだれを出さなかったのです。
これは、普段と異なる状況下によって普段の行動ができないという私達「人間」と同じなのではないでしょうか?
皆さんは、何か重要な仕事があるときや、大学受験などの場面において普段はできるのに、本番で失敗してしまう、自分の実力が発揮できなかったという経験が必ずあるのではないでしょうか?
しかし、社会ではそれまでの過程は評価されにくく、結果が大きく評価されます。
では、どうしたら本番に強い人間になれるのでしょうか?
私が思うに練習の時から、できるだけ本番と同じ状況を人工的に作り出し、その環境下で慣れるまで何回も練習することが大事なのではないかと思います。
時間制限ある場合は、練習の時から時間を測り、面接の練習では実際に誰かに面接官役をやってもらい練習するのです。
皆さんもこのような工夫を行って、本番に強い人間力を身につけましょう。
よろしくお願いします。