限度を越したために起きた悲劇についてお話します
朝礼ネタ3576 2021/01/01 スポーツ皆さんはある限界を超えてしまうと物事は破綻してしまうことがあることを知って下さい。
例えば、マラソンですが距離は今では42.195kmと決まっていますが、マラソンは始まった当時は42kmとピッタリの距離でしたことはご存知でしょうか。
では、なぜ195mの半端な距離が付いたのか不思議ですね。今から100年以上も昔、ロンドンオリンピックが開かれていた時マラソン40kmの距離を予定していたそうです。ところが、イギリス王妃のアレクサンドラがわがままを言い、スターとゴールを自分の目で見たいと言い出したために、コースを195m延長してわがままを叶えたために、現在も42.195km のままでいるのです。
話はそのことに関係しているのですが、ドランドの悲劇として語り継がれている出来事があるのです。42kmでしたら何事も起きなかったのですが、限度を超えていた195mの間で悲劇は起きたのです。1位で独走していたイタリアのドラント選手が42kmを過ぎた時に暑さのために急にふらふらして倒れてしまったのです。
係員が抱きかかえましたので立ち直り、最後まで何とか完走して優勝をしたのです。しかし、翌日になり失格となりました。理由は係員の介助があったことが失格の理由でした。
私が話したいことは42kmがマラソンには適した距離ではなかったのかということでそれを超えた距離の設定は限度超過で無理があったのではないかと言う点です。
何事にも限度というものが存在していますから、破綻を来さないように限度はどの程度なのかを事前に把握して仕事をする事が大切ではないかと思うのです。