目に見えない商品価値とは
朝礼ネタ3575 2021/01/01 商品・サービス商品の価値とはなんでしょうか。みなさんは、自分が扱う商品はどのくらいの価値があると考えていますか。
商品の価値は、あくまで人間が自由に決めるものです。
普遍的、絶対的な価値というものはないのです。それを象徴するわたしのエピソードをご紹介します。
先日、ある漫画家のサイン本を古本屋で購入しました。
その方のサインは現在手に入れることが不可能なものであり、私にとっては高い価値のものでした。
私の友人にそれを報告すると、多額でもいいので譲ってくれと言われましたが、断りました。
ホクホクした気持ちで、自分はどれほどすごい宝を手に入れたのだろう、とパソコンをつけて、ネットのオークションでこのサインはどの程度の価値なのかを確認してみました。
そこには驚きの状況がありました。出品者の価値観次第で、さまざまな値段がつけられていたからです。
ある人は銀食器ほどの価値をサインに見いだし、またある人にとっては廃品回収で持って行って欲しいほどのゴミのような評価しかしていませんでした。
このように、商品価値というのはさまざまなのです。
金とドルの価値が移り変わってきたように、商品の価値も大きく変化していきます。
時代や、扱う人によって商品の価値はさまざまです。
これは、必ずしも悪いことではありません。勝利を得るめには、情報のリサーチや己の感性を磨き、何がいま高価値なのかを知り続けることです。
目を開き、よく耳を澄まして、社会の流れにとりのこされないようにしたいと思います。