営業がわかる経理のありがたみ
朝礼ネタ3545 2021/01/01 経理事務今は時代も大きく変わりましたが、昔は経理も営業の気持ちがわかる方々が非常に多かったと思います。実際に領収書を生産する際にも、少し疑問に感じた場合は我々に一言相談をしてくれます。この領収書が生きた領収書なのかどうか、それを経理職能としてきちんと確認するためです。
もちろん、だめなものはだめときちんと拒否はされるのですが、将来的な投資、お客様との懇親を深めるため、何らかの利害関係を生むための経費であれば何とか会社として支払おうと言う姿勢がありました。
しかしながら、昨今はこのようなやりとりもなく、単純に金額や内容だけで拒否をされてしまう時代です。もちろん、必要以上の経費を使う事は会社としてもマイナスですし、あってはならないことだと思いますが、生きたお金かどうかを経理として判断するような場面は絶対に必要だと思っています。
もちろん、企業が大きくなればなるほど一件、一件このような確認をしている事は業務の無理無駄につながってしまうので難しいかもしれません。
私自身は古き良き時代と言う表現が正しいかどうか分かりませんが経理の方々にはこのような精神を持って他の部門の方々と接してもらいたいなと思う次第です。マニュアルだけに支配されるような処理はいかがなものかと正直に感じるところです。
そして、こういった処理を行うことで企業としての人の心がわかる経営ができる、そうした企業になっていきたいと個人的には思っています。