周りと違う立場の子供ほど普通に笑って話しかけてあげた方が良い
朝礼ネタ3306 2021/01/01 福祉・介護・保育子供達の中には、他の子供と立場や育った環境が違う子供達もいますよね。
そういう子供にはつい、何となく気を使って他の子と違う対応をしがちですが、でもそういう子供ほど、普通に接してあげた方が良いのではないかと思います。
自分を先生達が腫れものを触るように扱っている、先生達が自分に気を使っている、先生達の手を煩わせている思う方が子供にとっては申し訳なくて委縮してしまうという事もあります。
私も以前、保育していた子供達の中にアジア系の外国籍の子供が1人居たことがありました。
その子は私が入ったばかりの頃は、とても大人しく、全然笑いませんでした。
まるで気配を消しているようだったのですが、見た目が明らかに外国人なので、どうしても目立ってしまいます。
だからわざと何も主張せず、大人しくしていたのかなと思います。
先生達も外国人だからか、何となく距離を置いて接しているようでした。
もしかしたら無意識に、多少の差別もあったのかもしれません。
しかし私は周りの日本人の子供達と同じように、楽しく話しかけるようにしました。
そうしたら数か月後、その子は本当によく笑うようになりました。
本当はこんなに笑える子なんだと思って、私も嬉しく思いました。
他にも障害を持っている子供の保育をしていた時期があります。
その子も最初に会った時は全然笑わず、ずっと下を向いているような子でした。
その子のお母さんも、障害を持つ自分の子供を、なぜか申し訳なく思っているように見えました。
しかし私はその子にも、周りの普通の子供達と同じように笑顔で楽しく話しかけるようにしました。
そうしたら数か月後、その子も良く笑うようになり、大きな声で面白い事を言うようになりました。
誰でも自分が誰かの負担になっているとは思いたくないものです。
他の子供と違う子供達が自分を好きになれるように、あえて普通に笑って話しかけてあげる事も大事だと思います。