接客時、手を前で組む意味とは?
朝礼ネタ3037 2021/01/01 レジャー・娯楽営業事務皆さんは接客時、どのような体勢でお客様と接しているでしょうか?
日本では、手を前で重ねて組むスタイルが主流ではないでしょうか?
しかし欧米などでは、腕を体の側面に沿わせるように下げることが良しとされていることもよくあるようです。
確かに、手を前で組むことにより肩が前に閉じ、猫背のような姿勢になってしまうこともあるかと思います。
猫背での接客は、見方によっては自信なさげ、または元気がなく見えてしまうことがあるかもしれません。
営業スタイルとしてはマイナス要因になってしまいますね。
では何故、日本では手を前で重ねて組むのでしょうか?
それは武士の時代の名残であるとも言われています。
武士は刀を左腰に付けていました。
多くの人の利き手である、右手で刀を素早く抜くことが出来るようにです。
素早く刀を抜くことは、戦いでは有利に働きます。
また、怒りや戦闘の意思を表します。
その右手を左手で覆い、押さえ付けてしまったなら…戦う意思がないという表示になりますね。
それで、接客をする者は戦う意思がない、安心してもらう、の意思表示になります。
私は新人の頃に先輩からこの話を聞き、何事にも意味はあり、そんなところにも日本人らしい考え方が現れているのだと感銘を受けたものです。
調べてみたところ、その他にも諸説あるようですが、
ここで大事だと思ったことは、
「所作ひとつひとつを大事にすること、意識することで相手つまりお客様を思う気持ちが表れてくること
」です。
見ているお客様は見ています。
気持ちの表れる姿、考えてみませんか。