損得勘定抜きのビジネスが思いのほか成功を導く
朝礼ネタ2014 2021/01/01 社会・経済経営誰もが知る元首相の田中角栄さんは、損得勘定を抜きにした行動で人の心を虜にしたそうです。
人が行動する時、損得勘定を抜きにしてはどうしても考えられないものですよね。それは自分が一番かわいいからだと思います。ただ、それが常識的な考え方になっているからこそ、田中角栄さんのような相手に喜んでもらうために自分の損得をかえりみない行動が、人の心を打ったのでしょう。
働いてビジネスの世界で生きている以上、損得勘定を捨て去ることはなかなかできないですよね。1円でも多く稼ぎたいと思うのが普通ですし、そうでなければ生き残っていけません。ただ、仕事は利益を出さなければいけない一面がある反面、人のために何ができるのかを真剣に考えなければ成功しないという性質もあります。ですから、ビジネスで成功したかったら、時には邪念を振り払い損得勘定を抜きにして考えなければいけないシチュエーションもあります。
たとえば、子どものための商品を企画する時「儲けたい」という気持ちだけでアイデアが出るでしょうか?その気持ちだけでは、ベストなアイデアが出てこないですよね。それよりも「どういう商品だったら子どもが喜んでくれるのだろう?」と考えてアイデアを出そうとしなければいけません。そこはひとまず損得勘定抜きです。
また、本当に顧客のことを思った企画の商品なら必ず受け入れられますし、結果として利益が還元されますよね。ですので、損得勘定を抜きにして考えることも、ビジネスでは必要です。