「情けは人のためならず」とはこんな意味でした
朝礼ネタ1942 2021/01/01 故事ことわざ私は長いこと「情けは人のためならず」とは、人に情けを掛けてあげる事は実はその人のためにならない事なのだという意味で覚えていました。
ところが有るテレビのクイズ番組で、その格言は人のためでなく自分のためなのだということが本当の意味と知りました。
人に情けを掛ければ回り回って、自分に帰ってくるという事です。
そこで子供のころ読んだイソップ物語の中の「アリとハト」という寓話を思いだし、同じ事だなと納得しました。
その寓話はアリが川で溺れて流されているのをハトが見つけ、木の小枝を投げ助けた話です。ここまでは親切なハトの話である訳ですが、後日そのハトが猟師に鉄砲で撃たれそうになっている事を知ったアリは、猟師の足に咬みつき、ハトは猟師に気が付き逃げる事が出来たというお話です。
ハトはアリに情けを掛けたおかげでそのアリに自分の命を救われたのです。回り回って掛けた情けが自分に跳ね返ってくるというお話です。
ですから、自分の事ばかり考えていると他人からいざという時に助けてもらえないかも知れません。人間は自分の事ばかり考えているので、良い教訓です。
仕事でもなんでも、まず相手の事を思い興味を持って親切に接しておくと、きっといいことが後々あるかも知れません。
見返りを期待するような行動はいけませんが、期待していなければ情けが思いがけない時に帰ってくるのでしょう。自分を抑えて、人のために働けばきっといいことが待っていると思っています。