広い視野と他人の理解
朝礼ネタ1805 2021/01/01 IT・テクノロジーコミュニケーション先日、喫煙所で一人煙草を吸っていると、同じ会社のグループらしき数人が私の近くで煙草を吸い始め、ついさっき終わったばかりであろう仕事の事を話し始めました。
その会話の中で、どうやらその場にはいない人が、あまり仕事の手際が良くないらしく、口々に陰口を言い始めました。
部外者のいる横で仕事の詳細を話している時点で、その人たちも如何かと思うのですが、なんとなしに聞こえてくる会話のなかで、「あいつは、AIか!? 機械みたいに同じ事しかできないんじゃ役に立たないんたよなぁ」といった言葉が聞こえて、少し気になってしまいました。
今、世間ではAIが将棋の名人に勝利したことで、注目を集め、「機械学習」や「ディープラーニング」など専門的な用語が一般的に浸透しつつあって、AIに対する認識が変わろうとしている中で、話題性のある単語を会話に織り交ぜようとしただけなのだと思いますが、色々と本質的な部分に疑問を感じてしまいました。
AIと単純機械の勘違いは置いておいて、仕事に対する考え方や姿勢は、人それぞれで理解しづらい部分も出てくると思います。
もちろん私は、陰口を叩かれている人の事を知らないので、細かいことは分かりません。
ですが、その「役に立たない人」は、下手に機転を利かせたつもりで作業手順を変えてしまった為に、事故につながる事を恐れたのかも知れません。
その人のせいで、苦労したのであれば感情的にもなるのも理解はできますが、もっと幅広い視野で仕事や自分の置かれている状況を視るようにしないと、この様な軋轢を産むのかも知れません。
もっと、広い視野を持てば、相手の人を理解することにつながり、適切な助言や行動が出来て、もっと円滑な業務や関係を持つ事ができるのではないかと思います。