「逃げるは恥だが役に立つ」由来・解釈・活用方法
朝礼ネタ1337 2021/01/01 故事ことわざ「逃げるは恥だが役に立つ」漫画のタイトルでもあり、ドラマ化されあまりにも有名になってしまった言葉です。作品の中でも紹介されていましたが、これはハンガリーに存在することわざだそうです。
ことわざは代々受け継がれるにあたって意味や解釈がかわってきますし、お国柄もあって正確なニュアンスで受け止めるのは難しい面もあります。
例えば「風が吹けば桶屋が儲かる」をそのまま訳してに外国の方に説明するなんて私には何年時間をもらってできる気がしません。この言葉そもまま文字通り受け止めると、「時には逃げることも必要だよ」という意味にとれ、私もそう思っていましたが、現地の人からすると少し異なるようです。
それは「苦手なことからは離れて、得意分野で勝負をしよう」ということです。自分にできないことはできないと認め、あきらめることが「逃げるは恥」ですが逃げたことによってたどり着いた先で「役に立つ」こういうニュアンスで使われることが多いようです。
このことわざの面白いのは「逃げている」けども全体を通してみれば「何かに対しての行動という面では逃げずに継続したからこそ役に立った」という点ではないでしょうか。逃げっぱなしでは役に立つことはできないのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」は嫌なことから逃げろと言っているのではなく、自分の長所を生かせ!と言っていると私はとらえるようにしています。失敗が続くとどうしても落ち込んでしまいますが、長所を生かして最終的に役に立つ人を目指してこれからは仕事に取り組みたいと思います。