土用のうなぎに思う、如何に新価値を創造し付加していくか
朝礼ネタ120 2021/01/01 風物詩・季節行事皆さん、土用のうなぎは食べましたか?うなぎは高いですからね、おいそれとは食べにいけないですよね。しかしなんでまたこの暑い季節に結構油っぽいうなぎを食べたくなるんでしょうかね。かつ丼やてんぷらだったら、油っぽ過ぎて食べたいとは思わないですけどね。歳のせいかもしれませんが。
土用のうなぎにはそれなりのいわれがあるようですが、今日はその話ではありません。なぜ、うなぎを思い浮かべたり、食べたくなってしまうのかについて私が考えたことをご紹介したいと思います。
うなぎ屋さんの前を通った時に、ついつい五感が刺激されてしまうということです。まずあの見た目。ご主人が炙っているところやさばいているところが見えたりしますよね、ガラス越しに。それからあの香り。香ばしい香りがそこらじゅうに漂ってきます。あれは最大の宣伝広告になりますよね。
香りっていうのは、人の心にすごく影響を与える要素ですよね。昨今は、加齢臭を気にして、私もですが、男性用の制汗スプレーや臭いを良く取るシャンプーなんかも使われています。さらに、土用のうしの日と言えばもうニュースに何度も何度も取り上げられる。見るたびに食べたくなるっていうもんですよね。
今でいうマーケティングそのものですが、うなぎを土用ののうしの日に焼くことは最大の宣伝効果がありますよね、うなぎ業界にとってみれば。非常にクラシックな食べ物ですが、斬新なマーケティング手法が自然に取れている良い例だと思います。
私たちが今取り組んでいる新サービスの販売方法もこういった人の心に訴えかける要素が取り込まれているか今一度確認すべきだと思います。
単純に媒体ごとに予算を振り分けるのではなく、どこにどんな風に加重していくべきか、前例に敢えて倣わずに新しいチャレンジが必要だと思います。
新サービス自体にそういった要素があるのですから、新しい価値を創造するためには予算配分自体にばかり目がいくのは本末転倒だと思います。今日のランチは、是非部長にうなぎでもとってもらってランチ会議でもいかがでしょうか。案外と妙案が浮かぶかもしれませんよ。