人に従うことを知らないものは、よき指導者になりえない
朝礼ネタ1179 2021/01/01 コミュニケーション古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスの言葉なのですが、これはリーダーの条件の本質をついていると思います。
私たちは子供の頃から学校で、班長、学級委員、部活のキャプテン、生徒会長などなど、「リーダー」という立場を経験する機会を与えられます。
そして、リーダーとはどういうものかを学び、リーダーと共に物事を成し遂げたり、リーダーを支える方法などを学んでいくのです。
そんな中、指示を出す側と出される側で軋轢が生まれる時がある。
特に、リーダーが「従うのは当然だ。」と、強権を振るい始めると、そのグループは上手くいかなくなる。
また、外交的で、皆の意見をまとめる事が上手い人。
自分達のグループを守る事が出来る性格の人。
など、生まれつき、外交的で強いタイプがリーダーに推される事が多いと思います。
しかし、そういう人は、’いつもリーダー’という事が多い。
補佐する立場を経験せずにリーダーになっている人もいる。
そして、いつの間にか「自分の指示に従って当然」「私の言う事が聞けないのか?」と考えたり、偉そうな態度でいても許されると勘違いする人も出てくる。
これでは人は付いてきてくれないし、応援もしてくれない。
良きリーダーとは部下の立場、気持ちがわかっている人ではないかと思います。
そのためには経験が必要だと思います。色々なタイプのリーダーの下で自分を切磋琢磨していく必要がある。
そして、その後に初めてリーダーというポジションを与えられる事が、ベストだと私は考えます。