楽しみながら仕事に取り組む大切さ
朝礼ネタ1 2020/12/31 名言・格言皆さんは岡本太郎さんを知っていますか。
彼は日本の有名な芸術家で、1970年に
大阪で開催された万国博覧会の「太陽の塔」を
作った事が良く知られています。
生前は芸術家の他に文筆業の活動もしていましたが、
個性的な生き方と言葉は注目の的で、今でも
多くの人達の心の支えになっています。
私が彼の言葉の中で一番感銘を受けたのは、
「人生は爆発だ」という言葉です。
この言葉は、1982年発行のPHPに掲載された
ものですが、今読んでもとても鮮烈な印象を
受けます。
余暇社会の影響で日常の他に生き甲斐を欲しがる
人達へのメッセージで、どんな労働でも
「苦役」として行うより、「遊び」として行った方が
喜びを得られるというものでした。
普段の仕事を強制労働とするより、
自らが創造的に取り組んでみると、仕事の
醍醐味がわかり、励みにもなる。
「ルーティンワーク」にするのも、
芸術にするのも、自分次第。
岡本太郎さんは、そう仰りたかったようなのです。
この言葉は、日本人だけじゃなく世界に通じる
ものです。
会社でもどこでも、「仕事」というのは社会を
意識した時に生まれるもので、自ら創るよりも
外部からの命令で働くと思っていませんか。
与えられた仕事でも、その後は自分自身の出番です。
想像力が足りなければ、決して「ルーティンワーク」
という言葉は出てこないでしょう。
岡本太郎さんは、一人一人の生活もまた、
芸術の創作につながると仰っています。
芸術は生活と切り離して考える人が多いかも
しれませんが、実は密接なもの。
芸術家にとっては、苦しい時があっても創作出来る事は、
自分の喜びであり、しなければ生活していけないでしょう。
職業の違いこそあれ、仕事は真剣勝負で、人生を豊かな
ものにしてほしい。そんな思いがこめられています。
わたしたちも、自分の仕事を楽しんで、一所懸命するように
心がけましょう。