6月22日は「カニの日」です。

カニ料理で有名なかに道楽が1990年(平成2年)に制定しました。

カニの日を6月22日に決めた理由は、占星術の十二星座で「かに座」の最初の日が6月22日に当たることが多いこと、また50音順で「か」は6番目、「に」は22番目になっていることです。

そのカニの日は、カニ料理の美味しさを全国的に広めることを目的としています。

ところで、かに道楽というと、動く大きなカニの看板がトレードマークになっていますが、あの看板には微妙な動きの違いが存在します。

例えば、路面店など大通りに面しているところに店舗を構えている場合は、カニの足とハサミの動きが縦方向に大きく動くようになっています。

一方、狭い通りに店舗があったり、入り組んだ立地に店舗を構えたりしていた場合は、カニの足とハサミは横方向に動くようになっています。

この動きの違いにはちゃんと理由があります。

店舗の前でじっくりと看板を眺められる状態であれば、看板を縦に動かすことによってカニの躍動感を表現するようにしています。

逆に、看板全体を見渡せないような狭い場所であれば、遠目からでも動きを感じられるように、横方向に動かすようにしています。

例え看板とはいえ、その場の状況によって顧客にアピールできるように気を配っています。

この気遣いは会社の製品やサービスにも必要です。

どんなに優れた機能やシステムを保有してあっても、ニーズにそぐわなければ何の価値もありません。単なる自己満足で終わらないように、常にエンドユーザーのニーズを意識して創意工夫することが大切です。