きれいごとを言って生きていきたい
朝礼ネタ6144 2025/07/31 社会・経済世間では子供から大人まで楽して成果を出す方法が大好きのようです。
例えば、「推薦入学で学力が足りなくても高学歴をゲット」とか「医療というものに興味はないけれど医者になればお金が稼げるから医者を目指す」とか「大学付属の学校に入学してそのままエスカレーターで勉強しないで大学まで卒業だせ」とかこんな風に考えている子供が多いように感じます。
それに、大人も「ポイ活」「株主優待クロス取引で株主優待ただ取り」「IPO投資」「OPの鞘取り」「立会外分売」等リスクなく利益がでる方法をやって少しでもお金を増やそうという風潮が一般化というかそれをしないことはおかしいという感じになりつつあるような気がします。
このようなことが「かっこ悪いこと」として多くの人たちに批判され、人から後ろ指をさされるようならばまだ健全社会かもしれません。
しかし、私には昨今では「ルールブックに書いていなければ何をやってもいい」というような倫理観など無視した「法律論」だけが独り歩きし、それが多くの人の基準になりつつあるような気がしてなりません。
社会が豊かだった時代さえ、正しく生きることが大切なことであるという風に考えていたかどうかすら私にはわかりませんし、私の言っていることはただのきれいごとであり建前であるかもしれません。
しかし、私の言っていることが建前であったとしても社会において建前さえ言えなくなってしまった世の中というのが実はもう豊かさが崩壊し、ただの弱肉強食の強者しか生き残ることが許されない社会になっているのではないかと思うと私は少々つらいような気持になってしまいます。
私は少なくとも私が仕事をしているうちは常に建前で仕事ができる社会であっていてほしいと思っています。