為替レートの変化と私たちの生活
朝礼ネタ5811 2024/04/22 社会・経済現代社会は国際社会との関係性の中で成り立っています。
つまり世界との関りがあってこそ日本の経済システムは成り立っています。
このため私たちは他国の通貨の価値と自国の通貨の価値を比較した
為替レートについて知る必要性があります。
為替レートの変化については、様々な要因がありますが、その要因を一つに
絞る事は難しいと言われています。
ただ、その国の経済力が通貨の強さに関係していると長年言われてきました。
今回、円高と円安について基本的な事や私たちの生活に
どう影響するか簡潔に述べたいと考えます。
まず円高について話します。
これは、日本の通貨の価値が、外国の通貨と比較してその価値が
高くなった事を意味します。
このため、海外の商品を購入する場合や外国旅行に行くと、比較的少ない出費で
私たちは、多くのサービスを受ける事ができます。
その反面で、円高傾向が定着してしまうと、輸入品を中心に販売価格が上がらず
企業の収益があまり伸びないという欠点もあります。
次に円安です。
円安とは私たち日本の通貨の価値が、海外の通貨の価値に対して
安くなる事を意味します。
このため円安になると、輸入品の円表示の価格が上昇します。
また海外旅行に行くと、より多くの円を出さないと相手国でのサービスを受けられない
欠点がでてきます。
その一方で、輸出品を扱う企業の売り上げが伸びてくるため、
輸出企業を中心に企業業績の伸びが期待できます。
円高も円安共に、私たちの生活にとってプラス面と共にマイナス面があるため
両方の特性を知る事で、為替レートの変化に対応していく事が大事と考えます。