なぜ土用丑の日にウナギを食べるのか
朝礼ネタ563 2021/01/01 7月経営風物詩・季節行事七月土用の丑の日といえば、ウナギを連想するとおもいます。
ウナギを食べてスタミナつけようとスーパーなどでもよくみかけます。
実は、ウナギの旬は夏ではなく、冬なんです。
ほとんどの魚は冬に脂肪を蓄えるので、うまみが増すのは冬なんです。
ではどうして、夏にウナギを食べるようになったかというと、名前ぐらいは、聞いたことあるかもしれませんが江戸時代の発明家平賀源内の発案なんです。
平賀源内は発明家としてだけでなく地質学者、浄瑠璃作家、医者などたくさんの研究や開発にたずさわりとっても頭がよかったのです。
その源内さんに、うなぎやさんが旬の冬にはウナギはよく売れるが、夏はウナギが売れないと相談を持ち掛けます。
丑の日に【う】から始まる食べ物を食べると夏負けしないという風習にちなみ、《本日丑の日》という張り紙を店に張ったところ、
そのお店は大繁盛、それを他のお店も真似をして土用丑の日が定着します。
実際には土用丑の日は春夏秋冬4季にわたってありますが夏の売れない時期にウナギを食べさすがために、夏の土用丑の日を大々的にアピールして現代にいたります。
実は節分も年に四回ありますが、巻きずしは2月だけですね、これも似たようなアイデアです。
今の日本はものがあまり売れないといわれていますが、考え方次第では新しい文化を生み出せるかもしれませんね。
モノが売れないと嘆くより、消費者が楽しんだり、思わず買ってしまうようなアイデアがきっとあるはずです。