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10月18日は統計の日-大数の法則を活用

  朝礼ネタ5608  2022/10/18  10月今日は何の日?

10月18日は「統計の日」です。

この記念日は1870年(明治3年)の9月24日に、日本で最初の近代的な生産統計「府県物産表」に関する太政官布告が公布されたことに由来します。

国民に統計の重要性を理解してもらうため、1973年(昭和48年)の閣議において、10月18日が「統計の日」と定められます。ちなみに、当時の9月24日を現在の太陽暦に換算すると、10月18日になります。

なお近年、ビッグデータという言葉がよく使われますが、データの表す特性を分析することで、高い精度で将来を予測することに利用されています。

ところで、統計の1つに「大数の法則」というものがあります。

大数の法則とは、データ量が多くなるほど、そのデータの持つ特性が現れてくるというものです。

例えば、サイコロには1~6まで6つの目があります。

そして、サイコロを振るとどれかの目が出ますが、どの目が出るのかは分かりません。仮に6回振った場合、全回とも「1」が出るかもしれませんし、「1~6」が1回ずつ出るかもしれません。

ところが、何百回、何千回と振っていると、自然と1~6までの目の出る回数が6分の1ずつに集約されます。これが、大数の法則です。

大数の法則が利用される代表的な例が生命保険です。

人は交通事故や病気などで亡くなることがあるため、いつ亡くなるのかは分かりません。ただ、大数の法則によって亡くなる平均値が割り出されています。その数値を基準に、契約者の年齢や性別などによって保険料が算出されています。

どの会社の仕事も同様であり、より多くの情報を集めることで、サンプリングによる適正な判断を下せるようになります。

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