ユネスコが制定した国際デー「世界教師デー」を考える
朝礼ネタ5592 2022/10/05 10月今日は何の日?毎年10月5日は世界教師デーです。
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が制定した国際デーのひとつで、世界中の教師に対する支援と理解を求めるのが目的です。
教育を受ける権利は基本的人権で、国民に適切な教育を提供することは国の責任でもあります。
日本の教師は仕事量やあらゆる業務を同時進行で行わなければならないなど、勤務時間に関して世界一長いとも指摘され続けています。
連合総研が2022年に小中高特別支援学校の教員9000人に調査した結果によると、勤務日の平均在校時間は11時間21分。
自宅での持ち帰り仕事時間を合わせると12時間を超えており、1日の半分以上を仕事に費やしていることになります。
1ヶ月の労働時間は約293時間、過労死ラインを越えるほどの長時間勤務が常態化しています。
近年部活動において外部顧問を採用するなど、教師の仕事自体を削減して見直す動きが出てきました。
ワークライフバランスが日本でも浸透しつつある今、学校の教師の働き方にもようやく改善の兆しが見えてきたのです。
私達の仕事においても昔からやっているからという理由で、深く考えずに抱え込んでいるものも多いのではないでしょうか。
一気に無くしたり変えたりするのは難しいと思いますが、まずは今行っている仕事を的確に把握して必要なものと必要でないものとを仕訳することが大切だと思います。
一人一人が仕事に対して考えるきっかけになる、世界教師デーはそんな意味もあるのではないでしょうか。