10月4日は世界動物の日-君子は豹変する
朝礼ネタ5591 2022/10/04 10月今日は何の日?10月4日は「世界動物の日」になっています。
10月4日は動物の守護聖人とされるアッシジのフランチェスコの聖名祝日になっています。そこで、1931年(昭和6年)にイタリアで開催された「国際動物保護会議」において、この日が世界動物の日に制定されます。
記念日の目的は動物の愛護や保護のため、様々な活動を実施することです。
ところで、動物の名の付く諺が数多くありますが、その1つが『君子豹変す』です。
豹変と言うと、『彼女が豹変して無視するようになった』や、『同僚が当日になると豹変して反対と言いだした』など、悪い意味に使われています。
しかし、これは間違いで、豹変はポジティブな言葉です。ヒョウの持つ獰猛さが、豹変という言葉に悪いイメージをもたらせていると言えます。
実際の豹変という言葉は、古代中国の書物「易経(えききょう)」に由来しています。
そして、本来の豹変の意味は、ヒョウが季節の変わりめになると、アッという間に美しく鮮やかな毛並みに変化することを表しています。
そこから、君子豹変すという言葉が使われるのは、教養の高い人が過ちに気付いた際にすぐさま改善策を講じた時などです。
つまり、人格者は自分の間違いが分かると、ヒョウが毛並みを変えるかのように素早く間違いを正すことを言っています。
仕事の上でも、この豹変が非常に大切です。
往々にして、人というのは間違いが分かってもプライドが邪魔したり、見栄を張ったりして、素直に認めたがらないものです。
豹変は恥ずかしいことではなく、批判されることでもありません。豹変できるということは、仕事に必要な臨機応変ができるという素晴らしいことでもあります。