本日は9月11日、9.11、アメリカで傷ましいテロが起こった、その日でございます。
今の子供たちは、ひょっとしたら知らないかもしれませんが、私たち大人は、日本人でも思わず意識してしまう1日です。

9.11のテロの日というのは、私たち日本人にとっても、決して無関係な日ではありません。
私はこの日を、世界の常識が変わった日だと、考えている次第でございます。
なんて言うと、スケールの大きな話に聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません、もっと日常的なレベルの話です。

あの日、あの事件がなかったら、私たちは郵便局で荷物を送る時、もっと気楽に、中身を適当に誤魔化しても、物を送ることが出来たかもしれません。
飛行機に乗る時、今みたいな厳重な手荷物検査をしなくて済んだかもしれません。
あの日に起きたテロがきっかけで、地球の裏側の私たちの、小さな生活レベルの常識さえ、確かに変わってしまったのです。

このような意識は、仕事をするうえでも持っていなければならないなと感じています。
私たちは、私たちが今の常識だと考える基準によって仕事をしていますが、それが永久に続くとは限りません。
9.11のテロのように、それこそ昨今のコロナ禍のように、大きな事件によって常識が崩れるかもしれません。
リモートワークやテレワークだって、今では常識となりつつありますが、少し前までは非常に珍しいものでした。

あるいは、私たちも気付かぬ内に、じわじわと常識が覆る何かが、水面下では進んでいるかもしれません。
自分の知っていること、馴染みのあるやり方が、いつまでも常識だと考えていると、時代に取り残されていってしまうかもしれません。

9.11のような大事件は、二度と起こってほしくない。勿論その前提での話ではありますが、
今ある現状、今ある常識が、ずっと永久に続くものではないかもしれないものであると、そんな意識を持ち続けたいと思っています。