8月5日はハンコの日-記名と署名、押印と捺印の違い
朝礼ネタ5525 2022/08/05 8月今日は何の日?8月5日は「8月の(はん)と5日の(こ)」の語呂合せから「ハンコの日」となっています。
現在はパソコンでの作業が一般化しているため、契約関係などの事務手続きが全て紙媒体ではなく、電子媒体で行われるようになっています。そのため、キーボードで名前を入力して送信すると、契約が成立します。
従って、ネットショッピングやサブスクリプションの利用でハンコが必要になることはありません。
なお、重要な契約関係になると、SMSを利用した2段階認証の行われるのが一般的です。
ただそうは言っても、車や自宅の購入、ローンの申込みなど、高額な取引の場合は紙の契約書類が作成され、名前を書いてハンコを押すのが一般的です。
ところで、契約書類の名前を書き込む欄に、「記名」とあったり、「署名」と書かれていたりすることがあります。また、ハンコを押す欄が「押印」であったり、「捺印」だったりします。
この記名と署名、押印と捺印の違いを認識できていない人が少なくありません。
会社で営業の仕事をしていると、得意先との間で契約関係の書類を作成する時が出てくるため、2つの言葉の違いを理解していないと、契約書を作り直すことになりかねません。
実は、記名と押印、署名と捺印はセットになっており、記名の場合は必ず押印が付き、署名の場合は捺印しか使われません。
そして、記名は自筆である必要はなく、パソコンから入力したもので構いません。一方、署名の場合は高い証拠能力を示すため、自筆で書かないと無効になります。
また、押印の場合は三文判でも問題ありませんが、捺印の場合は通常実印が利用されます。