7月1日は銀行の日-将来の可能性を判断
朝礼ネタ5490 2022/07/01 7月今日は何の日?7月1日は「銀行の日」とされています。
1983年(明治26年)7月1日、普通銀行にかかわる法規の基礎となる「銀行条例」が施行されたことを記念して、1991年(平成3年)に制定されます。
ところで、銀行のトップを「頭取」と呼ばれますが、その語源は雅楽の首席奏者を指す「音頭取り」から来ています。また、「通帳」は昔の商売の掛け売りから来ています。ツケを書き留めておく帳面を「通い帳(かよいちょう)」と呼んでいたことから、「通帳」という言葉が採用されます。
ところで、銀行はお金を預けるとともに、お金を借りるところでもあります。
借りる場合は当然審査に通らなければなりませんが、銀行の審査基準は3つだけです。
1つ目は、安定した収入があるか、
2つ目は、返済の滞納履歴が無いか、
3つ目は、差押え用の資産があるかです。
その3つが揃わないと、お金を貸しません。
つまり、銀行は事業のプロではないため、事業の将来性を評価するシステムがありません。
そこで、最近増えているのが銀行を利用しない「クラウドファンディング」です。
クラウドファンディングとは、資金を借りたい人がインターネット上にプロジェクトを公開し、賛同者に出資してもらう借入方法のことです。
事業実績の無い人が多いため、銀行からの融資を受けられません。
その代わり、事業の将来性という夢があります。出資者はその夢に投資します。
会社の営業でも新規顧客の開拓がありますが、取引の基準は確実な返済を見込めることです。
ただ、それとともに、その企業の将来的な事業拡大の可能性を判断できる能力を備えることが、営業マンに求められています。