現場で学ぶのは部下だけではない
朝礼ネタ5437 2022/05/12 5月今日は何の日?5月12日はフローレンス・ナイチンゲールの生まれた日です。
近代看護教育の母とも崇められていますが、みなさんも歴史や保健体育などの授業で名前程度は見聞きしているかと思います。
病院建築でも非凡な才能を発揮した女性で、戦争での負傷兵たちへの献身は有名ですよね。
彼女の名言のひとつに「どんな仕事をするにせよ、実際に学ぶ事ができるのは現場においてのみである」という言葉があります。
私自身、この言葉に感銘を受けたひとりです。
どんなに知識を増やしたとしても、現場で揉まれて成長するものですよね。
もちろん、事前の段取りも必要ですが、仕事の予習復習を重ねると日々成長できるというのが、身を持ってわかります。
ナイチンゲールの名言は、私達のビジネス面においては現場教育に通じるでしょう。
現場で教育を受ける者は学ぶ姿勢が前のめりならば、ノウハウを直接じっくり丁寧に教われます。
上司は鼻高々に、自分が教えてやったんだぞ、と思うのでしょうが、それは半分合っていて半分は間違いです。
上司は教えることで自身も成長ができていると、部下に感謝しましょう。
決して自身の技術におごることはせず、上司も日々成長させられているのです。
これも現場だからこその成長ですよね。
また、上司と部下のコミュニケーションにつながるということも魅力です。
現場教育は上司と部下がマンツーマンで教育を行うため、集合研修より細やかなコミュニケーションがとれます。
また、技術力の高い上司が実際に作業を行うところを見せられるので、ノウハウをそのまま伝えられます。
部下が評価されるのは、上司の現場教育の賜物です。
しかし、部下を教育するのは仕事への理解や指導スキルが求められるので、現場教育を通して上司が成長できるというのも忘れてはならないと思います。
ウィンウィンの関係をナイチンゲールも分かっていて、ご奉仕していたのかもしれないですね。