毎月11日はおかあちゃん同盟の日-同調現象を営業に反映
朝礼ネタ5375 2022/03/11 3月今日は何の日?毎月11日は「おかあちゃん同盟の日」になっています。
11日が「おかあちゃん同盟の日」になったのは、2011年(平成23年)の3月11日に東日本大震災が発生したことに由来しています。
同盟の日には、安定した生活を送るにはおかあちゃん同士の繋がりが大切であるとともに、おかあちゃんが元気だとその家庭も子供たちも幸せになるとの思いが込められています。
ところで、人が集まる背景には、周囲と同じ行動や意見に同調すると安心でき、逆に周囲と異なる行動をすることに不安を覚えるという心理があります。それを「同調現象」と言います。
この同調現象は、日本人に特に起こりやすいとされています。
日本の国は外国と隣接しない島国であり、また米作を中心とする農耕民族であったため、同じ土地で暮らす人全員が協力し合う「和」が重要になっていました。そのため、集団で決めたルールと違うことをする人は、「村八分」という差別を受けました。
この同調現象はビジネスの社会にも存在します。
例えば、得意先に販促をかけた際に、得意先から『他社はどうなんだ』と聞かれることがあります。その質問の裏には、『すでに実績があります』や『他社が取扱っています』という答えを待っており、仲間がいるという安心感を欲しがっています。
そこで、事前に過去の実績やデータを用意して、得意先に安心してもらえるように説明することが大切になります。
なお、同調現象は「リスキーシフト」に気を付けなければなりません。
例えば、『赤信号、みんなで渡れば怖くない』は典型的なリスキーシフトであり、集団の極端な言動に対して、理性的な判断をできることも重要です。