仕事の中にはお味噌が一杯詰まってます
朝礼ネタ5179 2022/10/14 故事ことわざ「手前ミソだけどさ、今月の売上成績はちょっとしたものたっだな。まあ、俺の才能からいうと当然だがね」
と自慢タラタラ嫌な奴。
「得意先の誰がキーパーソンか。そいつをしっかり捕まえる。そこがミソさ」
2回もミソが出てきました。
「それを良く見極めずに、あっちに日参して、こっちでおべっか、そっちで話し込んでなんて、ミソも糞も一緒にするからダメなんだ」
あ、またまたミソが飛び出しました。
「そんなやり方だから、せっかくの仕事にミソを付けて、社内でミソッカス扱いされるんだよ」
なんだかミソ尽くしですね。
このミソって、お味噌汁の味噌のことなんですが、昔は結構各家庭で自家製味噌を作っていたんだそうです。
今でもお味噌汁の味は家庭ごとで違うから、お袋の味なんて言いますよね。
自家製味噌も味や香りが様々だったのですが、
子供の頃から慣れ親しんだお袋の味噌が誰しも一番で、ヤッパ、家の味噌が美味しいんです。
テメエんちの味噌がイッチうまい、つまり「手前味噌」なんですね。
「お前んちの味噌汁はうまいね」と褒められれば、
「そうだろ。なんせお袋手製の味噌だからね。そこがミソさ」となるわけです。
そんな大切な味噌と色形がよく似ているからと、例のアレと同列に扱うなんてとんでもない事ですよね。
ミソと糞は絶対一緒にしてはいけません。
でも、確かに美しい色合いとは言い難いかもしれません。
そんな味噌が折角の綺麗なお椀に付いていると誰でも拭き取りますよね。そのまま食卓に出すとこれは失敗。
ミソを付けたんですね。
手製の味噌は大豆なんかが崩れずに欠片が混ざっていました。
そのままお味噌汁に使うと、飲んだ後に碗の底にそれが残って嫌だという人も。
だから味噌を濾して使うのですが、越した後の使い様のない残りかす、これが所謂ミソッカスなんです。
僕って、もしかしてミソッカスですかね?