ことわざに「ああ言えばこう言う」と言うものがありますが、人間は、自分は正しいと思うものなのかも知れません。このことわざの意味は人の忠告や指摘に従わないことです。

人からの忠告や指摘を、それは「こう」だからと言い訳をすることですが、結局、言い訳に終始して忠告や指摘を受け入れないことです。つまり、人の言うことを素直に聞けないということなのです。

世の中にはそのような人が多くいることは皆さんご承知のことで、身に覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、仕事についてはこのことわざは禁句なのです。例えば得意先からのクレームがついてしまった時に、謝罪はするものの原因は自分たちにはないと相手に感じさせてしまうことは、全くマイナスなことなのです。

原因は社内ではなく、外注会社に任せていたことで起きた場合も全面的に責任を負うことは常識なのですが、一言でも協力会社や外注と言ってしまうと、誤解を受けることは間違いありません。

ですから、このことわざにあるように「ああいわれたなら、こういう言い訳」、つまりクレームに対する姿勢には十分に注意が必要なのです。言い訳はどんな場合でも禁句です。

仕事は素直に指摘やアドバイスを受けることが、上策になります。一言でも言い訳がましいことになればひどい目に遭うことになります。

「ああ言えばこう言う」と言うことわざは個人的には良くても仕事では使えないものです。つまり、言い訳は仕事では決して言ってはいけない禁句なのです。