ウェルカム・メタモルフォーゼ
朝礼ネタ4929 2022/01/13 故事ことわざ豹変するという言葉を皆さんご存知だと思います。
付き合ったら彼氏の態度が豹変してしまった。
商談後に優しかった営業マンが豹変した…などなど。
なんとなくマイナスの意味合いとして、この言葉を理解しているという方もいらっしゃるかと思うのですが、実は本来はすごくポジティブな言葉だったというのもご存知でしょうか?
そもそも豹変するという言葉の意味ですが、これはネコ科の猛獣であるヒョウが季節が移り変わるとアッという間に美しく鮮やかな毛並みに変化することを表したものなんです
そこから転じて古代の中国では、理想的な人物は自分の過ちを自分で気づいたり、誰かから指摘されればヒョウが毛並みを変えるように素早く言動を改めるという意味で使われていました。
それが獰猛なヒョウの性質に引っ張られたのかいつの間にか、先ほど述べたようなマイナスのイメージとして使用されるようになってしまったようです。
しかし、私はこの「自分の過ちをすぐに改めることが出来る。」というのが仕事していく上で非常に重要だと思うのです。
時として人はプライドが邪魔をして、自分の足りない部分やミスを指摘されたりすると逆上して相手と論争してしまったりします。
そこまで怒るということは、実は自分が一番指摘に対して的を射ていると感じているからなのかもしれません。
そんな時は今日の話しを思い出してもらって、本来の意味での「豹変」をしていただければと思います。
ヒョウが毛並みを変えるのは何も周囲のためではありませんよね。
そのように私たちも自分自身の成長のために、豹変し続けることが大切なのではないでしょうか。