パラリンピックはオリンピックが終わった後に開催されるので、今まではオリンピックよりも注目されることはなかったように思います。

また、パラリンピックに参加するアスリートも素晴らしい選手はとてもたくさんいますが、オリンピックに参加する選手に比べて知名度も低く知られていないことが多いので、そうした選手の知名度からも、オリンピックよりは目立つようなことがなかったように思います。

しかしながら、ここ数年で障がい者に対する見方や考え方というのは大きく変わってきています。

珍しく特別として見られることが多かった障害というのは、病気や怪我でいつ・誰でもなり得ることだというとらえ方をされることが多くなってきましたし、より身近な存在として考えられるようになったように思います。

また、LGBTの問題のように、見えにくい差別、見えない人との違いに悩む人がいるということも、カミングアウトする芸能人などが増えてこともあり受け入れられやすくなりました。

こういったこともパラリンピックが注目されることとなったきっかけになっているでしょう。
パラリンピックで活躍する選手が多くのスポーツに挑戦する姿はもちろん素晴らしく感動するものですが、そうした選手たちがなんの障害をかかえているのかにも、パラリンピックをきっかけに注目してほしいものです。

多くの人に知ってもらうことで、もし自分が障害を抱えるようになった時、障害のある人と出会った時にどうすればいいのかも考えることができるでしょう。