俳優の斎藤工、あの「バイト探しはインディード」というコマーシャルに出演していた人です。

このコマーシャルでは映画やドラマでシリアスな演技をしていた斎藤工が、ミニコントのようなコミカルな演技をしたのが話題になりました。

そんな斎藤工ですが、実はこのコマーシャルのオファーが来た時に大きな葛藤があったそうです。

これまではシリアスな演技しかしてこなかったため、コミカルな演技をすることでこれまでのイメージが壊れたり、以前に来ていたような映画やドラマのオファーが来なくなったらどうしようと考えたり、今までやったことのないコミカルな演技をしてすべってしまったらどうしようと悩んでいたそうです。

しかし、事務所の関係者から説得され、撮影のスケジュールも決まってしまったことから、彼は腹を決めて演技をしようと決めました。

不慣れな現場で戸惑いつつ、ただひたすら監督の指示通りに演技を続けましたが、そのコマーシャルを見た世間の人々がどんな反応を示すのか心配していたということでした。

ところが、実際にオンエアーが始まると思いのほか周囲からの反応は上々で、面白かった、新しい一面が見えてよかったと声を掛けられたり、メッセージが届いたりしたそうです。

これをきっかけにコミカルな演技もやりがいがあると感じ、また機会があればチャレンジしてみたいと思ったそうです。

このことから最初は自分には苦手だと思っていても、積極的にチャレンジすることで新たな一面に気付いたり、多くの学びがあることが分かりました。

どんな仕事が与えられても嫌がらずに、たとえそれが苦手分野でもまずはやってみようと思う今日この頃です。