色によって異なるパプリカの効果
朝礼ネタ4485 2021/01/01 グルメ未成熟な状態で収穫されるピーマンに対し、赤、黄、オレンジと色とりどりのカラフルで肉厚なパプリカは、完熟したトウガラシ科の野菜です。
カラフルなパプリカは、緑、黄、オレンジ、赤の順に変化するそれぞれの色によって、栄養価が異なります。
赤パプリカの赤い色素は、赤唐辛子に含まれているカプサイシンです。
抗酸化物質のβカロテンより高い抗酸化作用があるカプサイシンは、発汗作用があるほか、不要なコレステロールを取り除いてくれるため、動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果があります。
また、新陳代謝を活発にしてくれる赤パプリカは、冷え性や疲れやすい方の疲労回復にお勧めです。
さらに、赤、黄、オレンジの中で最も甘みが強い赤パプリカには、ビタミンCがピーマンの2倍含まれています。
黄パプリカには、シミやそばかすを防ぐ美白効果があるビタミンCが赤パプリカより多く含まれています。
ビタミンCのほか、目の健康維持や肌の老化を防いでくれるルテインが含まれており、加齢による見え難さや、夜盲症を防いでくれます。
オレンジパプリカにピーマンの約20倍も含まれているβカロテンには、抗酸化作用があり、生活習慣病を予防してくれます。
ピーマンの3倍含まれているビタミンCは、美白や免疫力を上げてくれる効果があります。
エイジングケアや、抗酸化作用による老化防止があり、「若返りのビタミン」と言われているビタミンEも含まれています。
収穫時期が遅いパプリカは経費や手間がかかるため、未成熟な状態で収穫されるピーマンに比べ高価になり、5~6個のピーマンが百数十円に対し、1個のパプリカが200円ほどします。
そんな高価なパプリカに含まれているビタミンPが、酸化や熱から守ってくれるため、加熱してもビタミンCが壊れ難いです。
オリーブオイルなどの油と一緒に調理すると、パプリカに含まれているβカロテンの栄養を効率よく摂取できます。
ビタミンCやβカロテンを摂取するためにも、パプリカは野菜カレーや、パエリア、炒め物、肉詰めなどの油を使った加熱料理がお勧めです。
また、色とりどりのカラフルなパプリカは、見た目にもよい豊かな色彩の料理にしてくれるサラダや、マリネもお勧めです。
多少高価ですが、ピーマンより栄養価が高く、彩りを添えてくれるパプリカを料理に取り入れたいものです。