ジャイアンツ原監督の神采配
朝礼ネタ4226 2021/01/01 スポーツプロ野球、ジャイアンツの原監督は誰しもが知る有名な監督だと思います。
優勝経験のある監督としても有名ですが、皆が思いもよらない奇策で神采配と呼ばれる試合があった事をご存じでしょうか。
まず思い浮かぶ試合が、2002年6月18日の横浜戦の延長11回表の場面です。先頭の松井がフォアボールで出塁、次の打者はピッチャーの岡島です。
ここで原監督が『代打・桑田』を告げます。当然球場全体が仰天しましたが、ここで桑田は見事ヒットを放ち、まさかの投手を代打に起用すると言う奇策が見事にハマり、試合に勝利しました。
つい先日も、原監督の奇策が当たりました。2020年8月6日に行われた阪神戦でも神采配が出て、スポーツニュースなどでもこの話題は盛り上がりました。
8回までに投手陣が打たれ、11点差をつけられると、ブルペンに残っていた4投手を温存し、投手ではなく野手を登板させ、無失点で乗り切りました。これは日本球界でおそらく初の野手による登板だと思われます。
セオリーでは、投手を代打に、野手をピッチャーとして起用する事はないと思います。しかしながら、そこは長年の監督経験と監督としての勘でいかにして、チームを盛り上げるか、事態を好転させるのかを常識にとらわれないアイディアとセンスで思い切った采配が活きるのですね。
私達の仕事や生活の中でも、違った角度からアイディアを生み出すセンス、そしてそれを実行に移す行動力と決断力は見習っていきたいですね。