時にはやわらかく針供養に見るねぎらいの気持ち
朝礼ネタ4040 2021/01/01 2月2月8日は針供養の日です。針供養という行事はどのような行事かみなさんご存じでしょうか。
針供養は「事八日(ことようか)」と呼ばれる神事や祭事にあたります。その日は神様を迎えいれるために慎みを持って過ごす日とされてきました。東日本では妖怪や疫病神が訪れないよう魔除けとして、目籠を軒につるす習わしがありました。また、「お事汁(おことじる)」というみそ汁を食べるのも習わしでした。
さて針供養ですが、これは自分の仕事を助けてくれた、針へのねぎらいの気持ちを表している行事です。今まで自分を助けてくれていた針が折れたり曲がったりして使えなくなったとき、その縫い針の供養のためお寺や神社に納めます。寺社へ納める際は針を、こんにゃくや豆腐といったやわらかい物に刺します。なぜやわらかい物に刺すのかと言いますと、今まで硬い生地にその身を何度も通して助けてくれてきたので最後はやわらかい物の場所でゆくっり休んで欲しいという、自分の仕事を助けてくれたことへの感謝の気持ちの表れなのです。
実はこの話をニュースで見たときにはっとしました。私は仕事でいつも助けくれている人たちに感謝の気持ちを表しているのだろうかと。自信がありませんでした。忙しい時期は特に忙しさを理由に横柄な態度を取ってはいないか気になりました。
これからは忙しい時には特に昔の人の針供養の針に対する思いのように、やわらかく優しい気持ちを持つようこころがけ、仕事を助けてくれる職場の仲間や上司、先輩、後輩へ、ねぎらいと感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います。