いざというときに対する意識の問題
朝礼ネタ3989 2021/01/01 9月9月1日は防災の日というのは知っている人は多いでしょう。
学校に通っていた頃、夏休み明け最初の登校日に避難訓練をするということを経験している人は多いと思いますから。
毎年この時期になると避難訓練を行うケースは全国的に多く、防災の日というものの認識は多くの人の頭の中にあると思います。
しかし、避難訓練をどれだけやったとしても、いざ本当に災害が来たときに訓練の通りに動ける人は少ないと思います。
それは訓練をしているときと実際の災害が起きたときでは、気持ちの持ちようが全く違うからです。
訓練をしているときには、緊張感は特になく、所詮は訓練であるという気持ちがどこかに存在しているはずです。
しかし、本当の災害時には緊張感が半端なく、冷静に対処することが厳しい場合もあるのです。
だから、訓練をどれだけやっても、本物の災害に対して適切に対応できるとは限らない、現実的に難しいと言えるでしょう。
しかし、自分自身の頭の中にそういう想定があれば、まだ話は違ってくるのです。
いざというときに訓練の通りにはいかない、冷静でいられるとは限らないという想定がある人は、それがない人よりも冷静に判断して行動できる可能性が上がると思います。
そういうことはいろいろな面で同じことが言えるので、私は仕事をするにあたって、予想外のことが起きるかもしれないといった意識を常に持ち、そういうことが起きたとしても平常心でいられるような状況を作りたいと思っています。