「海老で鯛を釣る」ような仕事ってどう思いますか?
朝礼ネタ3737 2021/01/01 故事ことわざ「海老で鯛を釣る」の海老は小さな餌を表現しています。
海老は現在ではどちらかというと贅沢な食べ物のイメージがありますが、この言葉の場合、海老みたいな貧弱な餌で立派な鯛を釣り上げる状況を表しています。
つまり最小の元手で、最大の成果を得ることを意味しています。
例えば、ある人が一つの特許を持っていたとします。でもその人はその特許を製品化し販売する知識や方法を知らず、明日食べるお米も買えない状態。
頼み込まれたあなたはその人から10万円でその特許を買って上げました。製品化した商品は爆発的な人気商品となって年間売り上げが100億円を超えました。
あなたは「海老で鯛を釣った」ことになります。
こんな夢物語なら罪が無いかもしれません。
一方、その特許が大変な値打ちものだとあなたが知っていたとします。
その人が商売に無知でお人好しで、今お金に困っていることに付け込んで、それが大した値打ちがないと思い込ませてあなたはそれを安く入手ました。
これも「海老で鯛を釣った」ことにはちがいありません。
他には、あなたがその人にアドバイスをしながら一緒に製品化と販売に尽力し、共同経営者として大成功を収めた場合も、もちろん「海老で鯛を釣った」といえます。
「海老で鯛を釣る」ような仕事には色々方法があるようですね。
対効果費用を抑えることで大成果を上げたり、アイデアや新商品で大成功を狙う。
それともライバルを誹謗中傷することで自身の昇進を図ったり、成果を横取りすることで成績を上げる。
あなたはどの「海老で鯛を釣る」仕事を選びますか?