手書きの文字が思い出させてくれたこと
朝礼ネタ3635 2021/01/01 心理・メンタル先日、部屋の整理をしていたら1冊のノートが出てきました。
高3の時に、男女混合5人グループで回していた交換日記のようなノートです。
いつも一緒にいるというメンバーではなく、なんとなく仲の良かった人を5人集めて急な思いつきで始めたものです。
ちょうど始まったのが高3の秋で、受験勉強真っ只中の時期でした。
私たち5人は日々の出来事や悩み事、思うことなどをただひたすら綴っては回すというのを繰り返していました。
勉強の合間にこのノートを書くのがとても楽しみで良い息抜きになっていたことを今でも思い出します。
適当にノートのページをめくってみると、その当時のクラスのメンバーについて・大学受験に対する不安・恋愛の悩みなどなど5人の思いが赤裸々に手書きの文字でぎっしりと書かれてありました。
自分の文章を読んでみると、よくこんなこと書いたなという内容が沢山あり、とても恥ずかしかったです。
その時の心境によって、字が丁寧であったり、一方で殴り書きのようなものもあったり、時には気持ちをイラストにして表現したりと、手書きでしか表せないものがそこには確かにありました。
現代ではSNSを使って、例えばラインのグループなどで複数の人との会話を楽しめたりしますが、私たちが忘れかけていた「にじみ出てくる人間の素の感情や人間らしさ」を、私はこのノートを見返して思い出すことができました。
デジタルな世の中ですが、時には手書きの文字に触れる時間を作ってみるのも良いかもしれません。