私が掲げる座右の銘
朝礼ネタ3556 2021/01/01 接客サービス美容・理容皆さんは、自分の「座右の銘」はございますか?
本日は私が掲げる座右の銘について、お話しさせていただきます。
私の座右の銘は、「いちぐうを、照らす」です。
この言葉自体、耳にする機会は非常に少ないですし、
今はじめて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。
「いちぐう」という字は「ひとすみ」「一つの隅っこ」と書きます。
「一隅を照らす」は、つまり、
「自分自身が輝くことで、周囲の人も輝ける」という意味です。
私もこの言葉をはじめて聞いたのは、社会に出たばかりの頃でした。
あとから知ったことですが、仏教から伝わる言葉だそうです。
この言葉は、祖父に教えてもらいました。
中学生のころの私は、なにをするにも投げやりなところがあり、
いわゆる反抗期だったということもありますが、
様々なことを何かのせいにばかりしていました。
人のせいにしたり、環境のせいにしたり、
挙げ句の果てには、生い立ちや過去のせいにもしていた時期だったのです。
そのうち思考もどんどんネガティブになって、
自分自身が嫌になった時、わたしは祖父に近況を打ち明けました。
その時、祖父は言ったのです。
「どんな状況であれ、どんな場面であれ、どんな環境であれ、
いつでも自分自身が輝けるように、努力してごらん。
簡単だよ。余計な理由を考えたり、周りの影響に惑わされたりしないで、
ただ前向きに行動するだけ。
一隅を照らすという言葉があってね、どんな状況でも自分が輝いていれば、
自然とその光は周囲にも及ぶということ。
つまり、どんな状況でもお前が輝いていればその場はそのうち輝くんだよ。」
そこから私は目が覚めたのです。
そして、祖父のいう通りどうであれ、自分自身が輝く努力をしてきました。
そこから私自身も周囲もどんどん好転していったように感じております。
なので、わたしはいまでも「一隅を照らす」を座右の銘に掲げているのです。