数学を捨てたのではない、数学に捨てられたのだ
朝礼ネタ3539 2021/01/01 営業教育・学習支援多くの日本人は数学から逃げて私立大学に進学していきます。ですから、結果として多くの日本人は数学と聞くとアレルギー反応を起こしてしまうのです。しかし、本当にこのままでいいのでしょうか。
数学というものはそれほど特別なものなのでしょうか。私は高校で学習する程度の数学は一部の天才しか理解できないものだとは思いません。なぜならば、数学とは再現性のあるものだからです。再現性のあるものは、誰もが同じ道筋をたどれば同じ答えになるということです。
これが数学なのです。つまり、大学入試で難しい問題が出たとしても、その答えは様々な方法で解くことはできるかもしれませんが、結局答えは同じになるということが言えるのです。このようなことが苦手というのは、人に何かを伝えなければならないときに非常に役に立つものにもかかわらず、それらの訓練から多くの人たちが逃げて大人になった結果として、理路整然とものごとを言わずに多くの人は感情論ばかりに頼っているのです。
そのような状況がやばいことだということに気が付いた大学は、たとえ私立文系だったとしても数学を入試必須科目として大学入試を受ける受験生が減ったとしてもそのようにかじを切り始めたのです。数学に捨てられて社会に出てから「学生時代に数学をしっかり勉強すればよかった」などと言っているだけで、その日から数学を勉強しな直すことなく人生を終えるような生き方だけ私は多くの日本人になってほしくはないと心の底から思います。
ですから、私は私立大学の文学部でも試験科目には数学は必須にしてもらいたいものです。