プロとは目線で見る個人投資家
朝礼ネタ3515 2021/01/01 金融・保険長期的な目線で株式投資をするのならば本当にその株式の価格が安くなるのは十年に一度くらいだと私は考えています。もちろん、これは一応は私なりに調べた結果出た結論であり、「なんとなく」とか「だれだれさんがそう言っていた」というたぐいのものでありません。
しかし、多くの個人投資家株たちは統計的に株価を調べたわけではなく、ただ自分の感覚で物事をとらえて投資しているようなのです。ですから、所詮は彼ら自分の感覚でやっているだけなのです。金融の世界に入ったばかりのころ、私はそのようなやり方で投資をしている人たちはどうして、もっと数理的に投資をやらないのか不思議でなりませんでした。
しかし、今では私はどうして彼らがそのような投資をせず、自分の感覚で投資をするのかがわかってきたのです。それは、彼らは自分の直感を大事にしているのです。どうも、彼らは自分が数字の弱いことを感じているにもかかわらず、どういうわけかその弱い部分を補強しようという風にはならずに、何か別なやり方で投資をするようなのです。
彼らの具体的な売買手法として、「逆張り」というものがあります。この方法は下がり続けている株を購入し続けて反発したところで売り抜けるというやり方のようですが、そのようなやり方はいつ株価が反転するのかがわからないのでかなり危険なやり方で、プロの投資家はやりません。ですから、私から見ると、そのようなプロがやらない投資方法を使い続けている個人投資家というのは非常に変わった存在に見えるのです。