社内関係業務でも、後工程はお客様意識を持てば、余計な作業を減らせます
朝礼ネタ3435 2021/01/01 人事・総務技術職(機械・電気)営業など、仕事の相手が直接に社外の人は、常に仕事の出来上がりがお客様に納得されるか否か、ミスはないかと気に掛けていることでしょう。
しかし、社内関係の業務であっても、「後工程はお客様」という意識は、当然の事と思いがちですが、日常的に心がけることが重要です。
なぜなら、仮に、自分がケアレスミスをして、総務関係の書類を後工程に回したとすると、受け取った総務側では、ミスをチェックし、差し戻しになってしまうことがあります。
そういった時、社内の仕事であって、自分の本来の仕事(技術職、専門職など)で忙しいからと、チェックが甘く提出すると、結局の処、自分に再作業が発生してしまいます。「ちょっとした気配り」や「かゆい所に手が届く」という言葉ではないですが、ちょっとした改善策を考えるだけで、業務効率が向上するものです。
また、そういうことに気を付けているだけで、自分の欠点、ミスを繰り返しやすい処を把握できます。
人生、いろいろと経験しておけば、人はそれだけ、スキルと言う引き出しを持っていることになり、二度目以降はミスを軽減することができます。それだけでなく、初めて出くわしたハードルの高い壁に出くわしてもどうすればそのギャップを小さくできるのかを考えられます。
ちょっと具体的な例を出してお話します。猿が木に成った柿を見つけましたが、柿の実の高さが猿の背丈以上で取ることができません。そこで、猿は周りにあった台を見つけ、台に乗って柿を取ろうとしましたが、まだ、高さが足りず、柿は取れません。そこで猿は、他には何かないかと周りを見渡しました。ふと、木の棒を見つけ、今度は、台に乗り、木の棒を使って、見事に柿の実を取ることができました。
この時、「台に乗ること」、「木の棒を見つけること」が自分の引き出しであり、自分が陥りやすいミスのギャップに相当します。
まずはちょっとしたことから、「後工程はお客様」という考え方でやってみてはどうでしょうか。