幼稚園の減少と保育園の増加
朝礼ネタ3221 2021/01/01 人事・総務教育・学習支援福祉・介護・保育近年、幼稚園の数が減少傾向にあるという事をご存じでしょうか。
また、幼稚園が減少すると同時に保育園が増加しています。この現象は何を意味しているのでしょうか?
まず初めに、幼稚園と保育園との違いを簡単に説明しましょう。
幼稚園や保育園は、小学校に上がる前の子供を預ける施設という意味では同じです。
幼稚園では学校教育法に基づいて運行されており(4歳以上が対象)、保育園では児童福祉法に基づいて運営されています(0歳から対象)。
幼稚園は、14時~15時で終業するに対し、保育園では保護者がフルタイムで就業している場合を想定して夜間でも預かりが可能です。
この違いをふまえて、「なぜ,幼稚園が減少し保育園が増えたのか?」と言うことを考えてみましょう。
昨今、女性(主婦)が社会で活躍しているのは当たり前の光景であり、「共働き」という言葉に違和感を持たれなくなりました。
仕事を続けていくためには、勤務終業時間に合わせた保育場所が必要ということで保育園の需要が高まったということです。
女性が社会で活躍する場が広まり、それと同時に「待機児童」の問題が急浮上したのがこの現象の発端と考えられます。
少子化という問題も加わり、幼稚園の入園希望者が減少していくなかで、幼稚園を運営する自治体の負担が増加するという悪循環を解消する目的で考えられたのが、保育園の増加です。
時代の変化に伴った生活環境の変化は必要なことです。
幼稚園か保育園かは生活スタイルでお決めになることです。
最優先に考えることは、「子供たちの安全保育」だと、私は考えますが、あなたの考えはいかがですか。