服を買いに行く時の服を持っていますか?
朝礼ネタ2882 2021/01/01 美容・理容学生時代に、卒業論文があったんですけど、友人の論文が面白かったので今回紹介したいと思います。
高齢者のおしゃれについての研究です。高齢になると、自分の服や髪形に無頓着になるようです。なぜかと言いますと、出かける理由や、会う人がいないからというものがほとんどでした。目的があればおしゃれをするのは私たちも同じかもしれませんが、友人は逆転の発想を出しました。おしゃれをすれば、出かける理由ができるのではないかと。
昨今高齢者の閉じこもりから認知症や心の病気になる人が増えてきているとテレビでも言われています。高齢者だけではありません。若くても普段から閉じこもっている人はいるかもしれません。
私たちはもしかしたら、そういった方達の出かける理由を作って、人生をより豊かにする仕事なのではないでしょか。そう考えると、ただ髪を切るだけでなく、その人の人生を動かす責任のある仕事に思えてきました。そうなると、私たちはお客さんとのコミュニケーションを大切にし、その人がどんな人で、今回の美容の関わりはどのような意味があるのか考えるのも仕事の一つになるのかもしれません。
最近美容室の高齢者施設への訪問サービスも増えてきているようです。私たちの仕事は、高齢化社会の今、地域を支える職腫の一つとして重要になってくるのではないかと思いました。私も高齢者になってからも、おしゃれでありたいなと考えています。お客さんへのモデルの一つになればなと、そう思います。